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長時間の遅延についてのPAL Expressコンティンジェンシー・プラン(フィリピン国内の空港の場合)

滑走路での長時間の遅延についてのPAL Expressコンティンジェンシー・プラン

(CAB決議49号[BM-06-08-16-2016]に準拠して発行)

 

フィリピン航空(PAL Express)の名称及び商号で事業を行っているAir Philippines Corporationは、CAB決議49号[BM-06-08-16-2016]に準拠して、長時間の滑走路における遅延の間の乗客の不便を緩和するため、本コンティンジェンシー・プランを策定しています。本プランは、フィリピン国内の出発地、目的地及び変更目的地空港におけるPAL Expressの定期便に適用されます。

 

本プランにおける用語として、「滑走路での遅延」は、離陸前又は着陸後のいずれかで、保安上及び/又は安全上の理由により、又は航空管制が定めたその他の理由により、降機が実行不可能であるため、航空機を地上で待機させている状態のことを意味し、航空機のドアが閉じられて乗客が降機することができない状態となった時間から起算されます。

 

I.                   降機手続きの開始

機長は、特に長時間にわたる滑走路での遅延に際しては、機内の乗客の快適性及び利便性の確保に努めるものとします。滑走路に2時間にわたって滑走路に待機している航空機の機長は、速やかにその乗客の降機手続きを開始するものとします。

 

II.                 滑走路での遅延の制限

乗客の降機までの時間は、航空機のドアが閉められた時間又は航空機のドアが閉まった状態で航空機が着陸した時間から起算して、国内線については3時間、国際線については4時間を超過してはなりません。

 

機長は以下に挙げるような状況においては、上記の時間経過以降に乗客の降機を開始することができます:

  1. 機長が安全上もしくは保安上の理由により乗客の降機ができないと判断した場合。
  2. ゲートに戻って降機することによって、又は他の降機場所における降機を許可することによって、空港の運行が著しく阻害されるとの指摘が航空管制から機長に対してなされた場合。
  3. 30分以内に離陸可能であるとのNOTAM(航空情報)を機長が受信した場合(その時間が2時間の制限を超えるものであったとしても)。

 

PAL Expressは、以下の各項に関する正確な証拠資料を提出するものとします:

  1. 乗客の降機に影響を与えるような安全上、保安上もしくは運行上の理由の存在。
  2. 制限に準拠するかたちで乗客を降機させるための努力がなされたこと。

 

III.               適当な食料及び飲料水

PAL Expressはその全便において、航空機が滑走路内で待機する場合には、ゲートを離れてから(出発の場合)又は着陸後(到着の場合)2時間以内に、安全上又は保安上の制約によりそのようなサービスを提供することが妨げられる場合を除いて、乗客に対する適当な食料と飲料水の提供を保証します。

 

 

IV.               トイレ設備及び医療措置

PAL Expressは、滑走路に航空機が留まっている間、乗客に対してトイレ設備及び医療措置の提供を保証します。

 

V.                その他の設備

降機後、PAL Expressは、実行可能な範囲内において、必要に応じて宿泊や食料を提供します。また、不自由な状態に置かれた乗客が関係者に連絡を取ったり、次に搭乗予定の接続便もしくはその先の目的地に関して必要な手続きを取ったりすることができるように通信サービスも提供します。

 

VI.               適当なリソース

PAL Expressは、本コンティンジェンシー・プランの実行に必要となる適当なリソースを備えていることを保証します。

 

VII.            空港及びその他の政府機関との協力

本プランが空港当局との協力により運用されるようにするために、PAL Expressは本コンティンジェンシー・プランを、出発空港又は目的地空港のみならず変更目的地空港となる空港とも協力して運用するものとします。

 

PAL Expressは、降機手続きの実行において、税関、入国管理局、運輸保安局、及びその他の空港当局などの関係政府機関と事前の調整を行うものとします。

 

VIII.          通知

PAL Expressは乗客に対して、搭乗便の状況に関する情報を適時かつ正確に提供するものとします。

 

機長は、空港当局からの指示もしくは以下に挙げる情報について、適時(予定の出発時間又は到着時間から30分後、及びその後30分ごと)かつ正確な発表を行うものとします:

  1. 搭乗便の現在状況及び遅延の状況。
  2. 遅延の理由及びその他の関連情報(天候、ナビゲーション装置、降機の可能性その他)。
  3. ゲートもしくはその他の降機場所にいて航空機のドアが開いている場合であって、実際に降機の機会が与えられている場合には、乗客は降機することができるという情報。

 

PAL Expressは乗客に対して実際の降機方法について情報を提供するものとします。

 

IX.               ポイントパーソン

PAL Expressは、遅延の影響の監視、乗客の問い合わせに対する対応、乗客への案内の提供、遅延もしくは欠航便に関する最新情報の提供を行うポイントパーソンを任命し、これを維持するものとします。